こまつの杜

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こまつの杜

コマツを支えた建機たち

約70年前につくられたブルドーザーの元祖をはじめ、コマツの歴史を支えた建設機械の実物を展示しているよ。
展示されている歴代建設機械はどれも実際に働いていた、いわば今ある建設機械のおじいちゃんやおばあちゃんたち。
「いしかわものづくり産業遺産」にも登録されているよ。

農耕用軽自動車
コマツユニカLT1200

農家で使われていた車だよ。昔の農作業はとても大変だったけれど、この機械ができたことで、さまざまな農作業をとても楽にしてくれたんだ。農作業だけでなく、荷物を積んで運んだり、買い物に行くときにも乗ることができて、とても便利だったんだ。

製造年:1964年(昭和39年)

D50-2-16号機

日本でつくられたブルドーザーの元祖。これが作られたのは、第二次世界大戦が終わってからすぐのこと。当時、日本のあちこちには戦争でこわれた建物がいっぱいあったんだ。そんな中、ブルドーザーは1台で200人分の仕事をするといわれ、大活躍したんだ。

製造年:1949年(昭和24年)

D50-8型
ブルドーザ装置付バケットローダ

下に出てくるD50(A)の基礎になったブルドーザーだよ。油圧式ではなくケーブル式なので、前についている排土板は、ワイヤーケーブルの巻き上げ・巻き下ろしで上下に動かすことができたんだ。もともとバケットローダは、前に土砂をすくうバケットがついているんだけど※1、この機械はバケットのかわりに排土板をつけてブルドーザー仕様になっているんだ。

製造年:1957年(昭和32年)

※1 積み込み時の様子(バケット仕様の場合)

前に積み込んだ土や砂を運転席の上まで持ち上げて、後ろへ積みこむよ。

D50-S 8型
ドーザーショベル1号機

昔のドーザーショベルは、うまく土砂をすくうことができなかったり、積み込む時にトラックとぶつかってしまっていたりと性能はよくなかったんだ。その欠点をなくして使いやすいように作られたのが、D50-S 8型。ドーザーショベルがまだ珍しかったこともあって大人気になったんだ。

製造年:1958年(昭和33年)

D50(A)
実験車 10672号機

外国製のブルドーザーにも負けない丈夫でこわれにくいブルドーザーを目指して、コマツが生きのこりをかけてつくったブルドーザー。何度もきびしいテストをくり返してようやく完成したD50Aによって、コマツはそれまでのブルドーザーとは比較にならないほど使いやすくて丈夫なブルドーザーを作れるようになったんだ。

製造年:1963年(昭和36年)

コマツ製最古の
ホイールローダ JH30B

今、実物が残っている中では最も古いコマツ製ホイールローダだよ。 ホイールローダはクローラーではなくタイヤで走るので、上手に曲がったり速く走ることができるんだ。体は大きくないけど、短い時間で土砂をトラックにたくさん積み込むことができたので、とても人気があったんだ。

製造年:1965年(昭和40年)

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