能登半島地震から2か月余り。被害が甚大な北部能登地区からこまつの杜がある県南部に避難してきておられる方たちが当施設にお越しくださっており、先日、小さなお子さん連れご家族や、輪島で建設業を営んでいた方などとお話をさせていただくことができました。
抗えない強大な自然の力に打ちのめされた私たちですが、それでも力を合わせ、復興の未来に向かってゆくことができる力を人間は持っていることを、コマツの機械の展示をご覧になって感じていただければうれしいです。
今回、怖い思いをした小さなお子さんはじめ、もちろん大人も、心を癒すために絵本を読むのはいかがでしょう。こまつの杜の売店では現在2種類の絵本を販売しています。そのうちの1冊をご紹介。
『のっぽのスイブル155』 さく:こもり まこと 偕成社 2016
「そうだ! ぼくはこんなところでもこうじができるんだ!」
東日本大震災をきっかけに息をふきかえしたみどりいろのコマツ製ブルドーザーが主人公です。
大変です、港や橋が地震の大津波でこわれてしまいました・・・。
そうだ、水陸両用ブルドーザー「D155W」(スイブル)の修理をしよう!
コマツのさぎょうふくのおじさんたちがいきおいよくガレージに入ってきました。
活躍の場がなく、さびだらけでしずかにねむっていたスイブルは、はたしてよみがえることができるのでしょうか?
お子さんをひざにのせて絵本を読み聞かせることは、親子双方の心を癒します。子どもは親の声や体温を感じ、安心し、愛情を感じます。また、最近はデジタルブックの出版も増えてきていますが、紙の本は、視覚だけでなく触覚や嗅覚にも刺激を与えます。紙の手触り・インクのにおい・ページをめくる音などが、感覚的な記憶として長く脳に残りやすいと言われています。
実際に手に取って見ていただける絵本の見本はじめ、建機のミニチュア・おもちゃ・文房具・小物等 お土産に、普段使いにといろいろご用意しておりますので、ぜひこまつの杜の売店に一度足をお運びくださいね。