7月25日(土)-26日 (日)に、東京国際フォーラムで開催された「モノづくり体感スタジアム」(日刊工業新聞社主催)に、こまつの杜の理科教室が出前授業として出展しました。
内容は『こども鋳物教室』と題しまして、小学校高学年を対象に鋳物のペンダントづくりをしました。2日間で4回の教室を開催し、小学4年生-中学1年生までの65名が参加しました。
前半では身の回りの鋳物のがどうやってできているかを学習しました。身近な鋳物と言われても、子供達はわからない様子でしたが、例に出された「マンホールのふた」や「風鈴」「銅像」などを聞くと、へぇ~っとちょっと驚いた顔をしていました。
講師の今西スタッフ(OB)
後半では、実際に手を動かしての実習です。
鋳造の基本の砂型から作り、溶けた金属を流し込んでペンダントをつくりました。スタッフが流し込んだ金属が固まる様子を興味深そうに見ており、その後、冷えて手元に来たペンダントトップをやすりで磨いていました。1時間くらいの実習時間でしたが、どの子も真剣に取り組んでいました。
砂型をつくる子供達
金属を流し込む作業場には、ご父兄も一緒に見学しました。
ご父兄の方々も子供達のそばで興味深そうに手元をながめたり、展示してある「ブルドーザのシュー」や「錨鎖」などを熱心に見る姿が見られました。昔から続く鋳造を親子で知ってもらう機会となったのではないかと感じました。
参加者からは、「楽しかった!」「初めての体験ができてよかった!」「金属でつくるなんて、なかなかできる経験じゃないから、作れてうれしかった」「思ったよりよくできたと思う」ととても好評でした。帰りには、みんな大事そうに首からペンダントをかけてました(スタッフも嬉しかったです!)。
首にかけて嬉しそうにハイポーズ!
年に1回の東京への出前教室が、今年も無事に開催できましたことを、当日ご来場くださった皆様、ご協力頂いた皆様に、この場をお借りして御礼申し上げます。